


落ち葉を熊手でかいてかいて、集めて集めて、ぎゅっぎゅっと両手で沢山サンドイッチにして運び



フゴやカゴがいっぱいになったら、上に乗ってぎゅぎゅっと踏み込むと、まだまだ入れられます。

落ち葉かきをした所は緑色の葉っぱが見えます。 久しぶりにお日様を浴びた草が嬉しそう。

軽トラに積んでいかれたフゴ・カゴが戻ってくる間に落ち葉のプールの中で遊んじゃおう!

大人もふかふかの落ち葉の中に埋まって、アルプスの少女・ハイジの気分?での〜んびり…



『スカウト達がいない?』と思ったら、ミッキーの手のようになった軍手を持って大笑い中。
「リーダー、見て見て〜!」
って、なにかと思ったら…中から出てきたのは、たっくさんのクルミ!!
雨などで自然に流されて低いところに貯まったものか、誰かが集めて埋めておいたものが、霜などで持ち上げられて出てきてしまったものか、これほど大量のクルミが集まっていた原因は分からないので、十分楽しんだ後は、元の場所に戻して置きました。 春になったら、どこかへ消えているでしょうか…。
温かいお茶・冷たいお茶をお好みで選び、お菓子までいただいて一休みした後、「八国山たいけんの里」まで戻って解散。 希望者のみ、今日集めた落ち葉を積んで発酵させ畑に使っていらっしゃる農家の方のお宅を見学させていただきました。

畑の向こうに見える見慣れた筈の北山公園が、一段と豊かに広がる景色に見えて感動!
毎日この武蔵野の里山の景観を眺め働き暮らせるなんて、なんて、うらやましい!!



あれほど大量に集めた積りの落ち葉も、この一角を埋めるだけの量はないのですね…
右奥は一年後の、手前左は2年後の、落ち葉を積み、水を掛け、オカラや尿素などを混ぜて発酵させた状態です。 発酵熱はかなり高くなりますが、40度以上になれば芋ヅルを採る芋が蒸けてしまうので、30度以下に保つように調節しているそうです。 そうすると、その環境が大好きなカブトムシの幼虫も大発生。 1年後の落ち葉の上には傷づいて死んでしまったカブトムシが横たわっていましたが、奥のほうには元気な幼虫たちがうごめいていることでしょう。 2年後の腐葉土をよ〜くみると、カブトムシのフンの粒々が沢山混じっているのが分かりました。 微生物と共にカブトムシの幼虫も豊かな土を作る手助けをしてくれているのですね。
人間も虫も微生物もそのほかの生き物たちも、うまくバランスを取れば、共に助け合って暮らしていけるのです。 「自然と共に」というガールスカウトの活動の三本柱(後の2柱は「自己開発」「人との交わり」)の一つの理想の姿がここにありました。