2013年05月12日

狭山公園 虹色花壇の春

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 去年の晩秋に、虹色の配列(紫〜青〜緑〜黄〜赤)で植え込んだビオラ・パンジー、ストック、スィートアリッサム、ワイルドストロベリー、クリスマスローズ、カレンデュラなど、花いっぱいに咲きそろいました! 寒さで地面が凍ったり雪が積もったり雨が少なかったり風が強かったりと厳しい冬と早春を乗り越えて、やっと温かな春の日差しを浴びてうれしそうです。 みんなの願いがかなって、よかったですね〜るんるんぴかぴか(新しい)


*     *     *     *     *     *      *

  ただ…ひとつだけ、残念なことがありました。
 みんなが悲しい思いをするので言わないでおこうかとも思いましたが、もう2度とこんなことが起きないように、公園を利用されるみなさまにもご協力いただきたく、ここに書かせていただきます。 実は、真ん中のコンテナのクリスマス・ローズが一株、スコップで掘られた後を残して消えてしまいました。 丁度白かった花(花びらに見えるのは「がく片」の部分ですが)が緑色になって、虹の「緑」部分の主役になっていた4月の終わりのことでした。 2株の内の残された1株の花(もう種が大きくなっていました)も全部切り取られて無くなっていました。 

 もしかすると、「もう花も終わって植え替えるだろうし、抜いてしまうぐらいならもらって帰ろう」などと思われたのかもしれませんが、ガールスカウトの子らが、公園にいらっしゃるお客様に楽しんでいただきたいと心をを込めて植えてお世話をしてきた大切なお花です。 上にも書きましたように、緑色の主役にしようと選定したので決して花が終わって抜くつもりはなく、宿根草ですし何年もこれから大切に育てていく予定でした。 時々しか公園にこれない私たちですので、毎日のように花壇を目にされる方にとっては、決して手入れが行き届いているとは思われないかもしれませんが、これからも出来る限り一生懸命子供たちと共に花壇と同時に子供たちの心も育てていきたいと思っていますので、温かいお見守りをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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たんぽぽ調査隊2013

 身近で良く知っていると思い込んでいるものでも、じっくりと改めてよく観察してみると思わぬ新しい発見があったり、違う視点からの興味が湧いて来たりすることがあります。 今回はあまりにも普通にみかけることが多くて気に留めて見ることが少ないかもしれないタンポポについて調べてみました。

 まず最初に、何も見ないで「あなたの思うタンポポを描いて」もらいました。
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 大体こんな感じのイメージでしょうね〜 
「長い茎の先の黄色くてふわふわした丸い花」
「地面のきわから生えているギザギザの葉っぱ」
「ふんわりまんまるにふくらんだ綿毛」
という特徴はとらえていますね。 さぁ、観察した後には、どんな風に変わっているかお楽しみに!

 また、近年数が減っているのでは?と心配されている日本在来種の「関東タンポポ」と、どんどん増えている?と恐れられている「西洋タンポポ」勢力分布も調べてみました。 それぞれの特徴は後の図で示すように、ガクの部分が反らずに丸いか反り返っているかが大きな見分けポイントですが、近年両者の交雑種が増えていて見極めにくいものもあるので、その点にも留意しました。 また、丁度綿毛もたくさん開いてきた時期なので、西洋タンポポの中で実の部分に赤味がある「赤実タンポポ」も探してみました。DVC00292.JPG
 小さくてみづらいかもしれませんが、意外にも狭山公園では関東タンポポが頑張ってました。 
傾向としては、

*風の広場や歩道際のように工事の為に掘り返されていたり頻繁に草刈されたり沢山の人に踏み固められたりして来た所には=「西洋タンポポ」が多く

*余り人の手が入っていない昔ながらの土壌が保たれて土が柔らかめの所では=「関東タンポポ」の勢いが勝っていました。 

そして境界域あたりには交雑種らしきものも…。 赤実タンポポは、関東タンポポの実も赤味を帯びているのでガクの反り返りが確認出来ない綿毛だけになってしまっていた個体が多くハッキリ分かりませんでしたが、存在している可能性があるようでした。 花が残っている時に再度確認したいと思います。

(観察コースの後半の個体数がガクンと少ないのは疲れと人の多さの影響…です^^; この日はボーイ・スカウトの大きな集まりやドッグ・マナーの講習会などがあって大勢の人でにぎわっていました。)

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氷川神社鳥居前の関東タンポポの群落
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高台から見渡す空をきれいに映した多摩湖

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タンポポに囲まれてスケッチしつつ、遊ぶ〜(笑)

 さぁ、お待ちどおさま! よ〜く観察した後に描いたスケッチでするんるん
 急いで写真を撮ったのでピントが甘くてごめんなさいあせあせ(飛び散る汗) もっと大きく撮れば良かったなぁ…茎に生えている毛まで描いてくれているのも見えずに残念! 取り直したいので、今度スケッチブック貸してね。

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関東タンポポ                花床の上の種の付き方
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 葉の形は生えている所は個体によって色々で、種類によっての違いまでは調査できませんでした。 質感としては、関東タンポポの葉の方が色が淡く薄めで柔らかく優しい感じでした。

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西洋タンポポ
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  さくらんぼ/ドングリ        ハルノノゲシ         オオジシバリ

<その他にみつけたもの>
花:山ツツジ、ヘビイチゴ、シロツメクサ、スイカズラ、野バラ、ミズキ、ヤマボウシ、ニセアカシア
虫:ナミアゲハ、クロアゲハ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、モンキチョウ、コミスジ、イチモンジ?セセリ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ナミテントウ/ナナホシテントウ(幼虫・さなぎ・成虫)、アブラムシ、スズメバチ
鳥:シジュウカラ、ムクドリ、ヒヨドリ、カラス、スズメ、チドリ、ウグイス(鳴声)、ガビチョウ(鳴声)
その他:鯉、スッポン?、亀(ミシシッピ・アカミミガメ)、トカゲ、カナヘビ 

あと何かいたかなぁ? 覚えているスカウトは、道草リーダーに教えてね!
タンポポ調査隊のみなさん、お疲れ様でした〜ぴかぴか(新しい)
posted by 道草 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 活動日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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