2015年01月27日

松の木の寿命

花炭の日のガイドウォークで出たスカウトの質問にお答えします。

質問:「マツの木の寿命はどのくらい?」



宿題にしてもらって調べた所、

「松は千年の翠(みどり)」などと何年も変わらない緑を尊ばれていますが、日本のマツは1000年までの寿命はなく、病気などにならずに天寿を全うした場合、

答:「700〜800年」

とのことです。 人間は長生きしても100年位ですので、その約7〜8倍も長生きなのですね。 枯れてからも、木材として色々な形で残っていきますから、ヒラヒラと風に乗って運ばれた種が発芽、成長して天寿を全うし、材木として使われたものが朽ち果てるまでを考えると、気の遠くなるほどの年月です。 樹木に神様が宿るという考えにも納得です。 

 本当はそんなに長生きできるはずのアカマツも、近年、アメリカからの輸入材と一緒にやって来た松くい虫(マツノザイセンチュウ)に弱く、狭山公園などでも次々と枯れてしまいましたが、若木を育てて松林を復活させたり、赤松林の好きな来るハルゼミをもっと呼ぼうとしたりの活動もされています。 アカマツ林に松茸も生えたらうれしいですね〜!

 世界にはもっと何千年も長生きしているマツも生えているそうですよ。 興味があったら調べてみてくださいね。

 日本でもマツ以外に長生きしている木があります。 有名な屋久島の縄文杉は縄文時代から生きていると考えられての命名でしたが、最近の調査では約4000歳ほどではないかと言われています。 


にほんブログ村
posted by 道草 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。